〜思うように昇格できなかったあなたへ、夢じいからのエール〜
夢じいが60歳を過ぎて、新たな職場で働きはじめてから、もうすぐ2年。
これまで毎日、会社が定めた最短ルートで、何も考えずに出勤していました。
でも、今日はちょっと違う一日でした。
■ ふとしたきっかけで、遠回りしてみた
朝の空は晴れ渡り、気持ちのいい天気。
途中、乗っていた電車が一駅手前で停車しました。
「そうだ、歩いて行ってみようか」
いつもならスルーしていた風景の中を、のんびりと歩き出しました。
時間には余裕があったけれど、「いつかやろう」と思っていた遠回り出勤は、
結局これまで一度もしてこなかった。
今日、ようやく“やってみた”のです。
■ 出世競争を離れて気づくこと
実は昨日、かつて勤めていた会社の異動の話を耳にしました。
かつての部下や後輩たちが、今ごろ昇進に一喜一憂しているかもしれません。
夢じいにも、そんな時代がありました。
同僚が昇格すれば、なんとなく落ち着かない気持ちになったり、
評価に納得がいかず悶々としたり…。
でもね、引退して少し時間が経った今は、こう思います。
「昇格がすべてではない」
昇格しなかったからこそ得られる経験があります。
その立場でしか見えない景色、味わえない思い、感じられない人の温もり。
今この瞬間しかできない経験が、実はたくさんあるんです。
■ 遠回りして見えた、たくさんの“気づき”
今日の遠回り出勤では、初めて気づくことがいっぱいありました。
レストラン、公園、知らないバス停、人の流れ…。
こんなにもたくさんの“景色”があったのか、と驚くばかり。
まさに、目から鱗(うろこ)が落ちる思いでした。
■ 各駅停車の人生も、悪くない
出世コースを一気に駆け抜ける特急列車のような人もいます。
でも、各駅停車のように、ゆっくりと風を感じ、自然を目にして歩む人生もいい。
“昇格できなかった自分”を責めないでください。
“今ここ”でしか得られない、大切な経験をしているのですから。
■ 最後に、夢じいからあなたへ
焦らず、無理せず、たまには寄り道してみませんか?
あなたにしか歩けないペースで、あなたにしか見えない景色を楽しみながら、
一歩ずつ進んでいきましょう。
一緒に、がんばりましょう!
by yumejii
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